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100酒造以上の日本酒を提供!特別授業や料理教室、ライブも開講された、日本酒文化祭!レポート

 

日本酒の誕生とともに開校したと、まことしやかにささやかれる、私立日本酒学園。

日本酒に興味のある学生たちが多数集まり、日本酒に造詣が深い先生たちから、日々日本酒を学ぶ。

そんな「日本酒文化祭!」が、池袋にあるみらい館大明で11月17日と18日の2日間に渡って開催されました!

日本酒文化祭!とは?イベント内容をご紹介!

日本酒提供はもちろん、酒造さんの特別授業や料理研究家による料理教室、さらに酒器や日本酒グッズ販売など、盛りだくさんな内容。

運営スタッフも制服を着て盛り上がった会場の光景は、まさに学生時代を思い出す文化祭のようでした。

会場のみらい館大明はもともと小学校だった場所。学校ならではの広い廊下でクラス番号の札を確認しつつ、1Fと3Fのお目当ての教室へ向かうスタイルです。

100酒造以上の日本酒提供

 

日本酒学園のそれぞれの教室の日直を中心とした“学生”が、日本酒提供を行なっていました。

中に用意されたのは人気の銘柄や今注目の銘柄、珍しいものまで100蔵以上の日本酒。

伺った18日は全国を旅して料理と日本酒を追求する、酔いどれんぬさんによるおつまみ弁当が販売されていました。

お弁当の中身はエビ味噌のビスク(上段真ん中)、小松菜とシラスのおひたし(上段右)、カマンベールの酒粕漬け(中段真ん中)、ホタテの大葉ジェノベーゼパスタ(中段右)鯖の燻製、燻製ポテサラ、オリーブの燻製(下段左)、ポルチーニごはん(下段右)など。

シラスは高知、ホタテは青森などのご当地食材を使われていて、こだわりを感じたお弁当。お酒と一緒に美味しくいただきました。

お弁当の料理については下記のブログにも書かれていたのでぜひ合わせてご覧ください。
https://ameblo.jp/sekihin-hibi/entry-12420035194.html?fbclid=IwAR2hhNly1SFq7lHc6_ugznBYWQrFyy-St6fLEu4l3JasR6RTy3yQHcGGlHY

酒蔵の先駆者やプロフェッショナルによる特別授業

11月17日
・「日本酒ナビゲーター認定講座」(日本酒のきき酒師の漫才師:にほんしゅさん)
・「農産酒蔵からのメッセージ」(丸本酒造:丸本仁一郎さん)
11月18日
・「日本酒の常識は世界の非常識〜新しい風を起こしてきた人気酒造が見てきた世界〜」(人気酒造:遊佐勇人さん)
・「お酒の美味しい楽しみ方とは?お燗で始まる会津のたしなみ」(末廣酒造
:新城猪之吉さん)
・「田んぼからテーブルまで~都心から一番近い栽培醸造蔵の挑戦」(泉橋酒造:橋場友一さん)
・日本酒を用いた甘みとうま味の味覚体験(味香り戦略研究所:高橋貴洋さん)

2日間で全6つの特別授業が開講されました。

私たちが取材で参加させて頂いた特別授業は、末廣酒造 七代目 新城猪之吉さんによる「お酒の美味しい楽しみ方とは?お燗で始まる会津のたしなみ」


あつ燗などでおなじみのお燗は、温度によって実は6種類もあるのだそうです。

  • 飛び切り燗(55℃以上)
  • あつ燗(50℃前後)
  • 上燗(45℃前後)
  • ぬる燗(40℃前後)
  • 人肌燗(35℃前後)
  • 日向燗(30℃前後)

実は人肌燗のような自分と同じ体温より、もう少し温度を上げたほうがより美味しくいただけるそうです。日本酒の種類にもよりますが、純米酒であればぬる燗〜あつ燗がおすすめとのことでした。

またお燗の方法はいくつかありますが、湯煎が一番なんだとか!
水の沸点は100℃ですがアルコールは約80℃。よって急激に加熱すると、アルコールだけが先に突出し、ツーンとアルコール臭く、ビリビリと辛いだけのお燗酒になってしまうとのことです。

電子レンジは急速に加熱されるので過加熱が起こりやすいのと、温度ムラが起こりやすいのが問題なので、温めるのに注意が必要です。

授業中にお燗した山廃仕込みである伝承山廃純米「末廣」をいただきました。

山廃(やまはい)とは?

昔は日本酒の製造過程に「山卸(やまおろし)」と呼ばれる、米を擂り潰す作業がありました。明治末期、醸造試験所技師の嘉儀金一郎氏はこの山卸作業を廃止、すなわち山卸廃止酛略して「山廃」は、同様なお酒になることを考案しました。そしてこのお酒は燗することにより、一層深い味わいとなります。

お燗にすることにより、濃厚で程よい酸味を味わうことができました。

こだわりが詰まった酒器・日本酒グッズ販売

日本酒の酒器やグッズの販売があり、酒器はガラスや陶器、磁器などたくさんの材質や形状がありました。

鮮やかなブルーが目を惹くこちらの酒器はアイトーさんの作品。

SAKE MARKさんの全国各地の日本酒銘柄の缶バッチがずらり。同じ銘柄でも迷いそうなほど、たくさんの色がありました。

こちらの酒蔵スケッチは「全蔵めぐり -日本酒を醸す全ての蔵をめぐる旅」をしている立川哲之さんが全国の酒蔵を写真撮影をして、「淡彩スケッチ」で描くギャラリーパスタイム、加藤忠一さんが描いてます。

立川さんは酒蔵や日本酒の魅力を届けたいという想いのもと、日本酒を醸す全ての蔵をめぐるためにクラウドファンディングで資金を調達することに見事成功。

全国を旅している最中で、11月末に千葉を巡るとおっしゃっていました。

会場にいるたくさんの人が首から下げていたのが、酒人ギルド(Sake-Bito Guild)の本革製のお猪口ホルダー。

フタに空いている穴には好きな日本酒の栓がぴったりハマる仕様になっています。革のカラーバリエーションも豊富です。

お猪口の底には珍しく蛇の目がハートマークで描かれていて、女性受けバッチリ。

着物がよくお似合いの出展者、酒人ギルド(Sake-Bito Guild)の後藤仙龍さん。画家やソムリエの肩書きも持つマルチな才能の持ち主です!

日本酒をより美味しく味わえる!料理教室

1Fでは調理室にて、日本酒学園の“先生”によるさまざまな料理教室が開講されました。

11月17日
・さっと手軽に、お酒に合うおもてなしチーズ料理×日本酒レッスン(料理研究家:いなだたくみさん)
・日本酒に合う美味しくて簡単&ヘルシーなおつまみデモ教室(野口万紀子さん&福島さやかさん)

11月18日
・えっ!こんなに美味しいの!?店頭に並ばない魚達のさばき方と食べ方講座(宮城漁師酒場魚谷屋:魚谷浩さん)
・日本酒×発酵食のペアリングレッスン(発酵料理家:真野遥さん)

2日間で4講座開講されました。
私たちが参加させていただいたのは「日本酒×発酵食のペアリングレッスン」

今回は5種類の醤油、料理、そして日本酒のペアリングについて教えてくださいました。
発酵調味料である醤油と日本酒の麹が接点になっています。

撮影:佐藤 夏実

日本酒と料理の合わせ方は4パターン。
①調和・・・似ている要素を掛け合わせる
②中和・・・対照的な要素を組み合わせる
③補完・・・足りない要素を補う
④相乗効果・・・新しい味が生まれる

それぞれの味が引き立つ、一体感が出る、苦味が和らぐなどが感じられればペアリング成功です。

合わせ方のポイントとしては、色や地域、テクスチャーなどを合わせること。
例えば、透明な日本酒にはこってりした色の濃い料理ではなく、あっさりとした味の料理を合わせるなど。

また出汁でマリネを作るデモンストレーションも行われました。

撮影:佐藤 夏実

ペアリングのことだけではなく、レンコンの切り方のコツなど調理のポイントも教えてくださりました。

受講者の方がいただいていた、料理のメニューと醤油のペアリングはこちら。

・白醤油×メロンの生ハム巻き
・淡口醤油×出汁マリネ
・濃口醤油×八角風味の豚の角煮
・再仕込み醤油×ブリの照り焼き
・溜醤油×牛肉とごぼうのしぐれ煮

日本酒とのペアリングは澤屋まつもとの日本酒と出汁マリネの組み合わせが好評でした。

お酒だけじゃない!漫才や音楽のエンターテインメントまで!

日本酒文化祭!を盛り上げるエンターテインメント・学生発表の教室ではゲストミュージシャンや漫才師、“学生”による発表会が行われました!

ゲストライブ1日目は利き酒師漫才師のにほんしゅさんの漫才、2日目はミュージシャンの丸山茂樹さんによるライブで盛り上がりました。

撮影:佐藤 夏実

日本酒を片手に丸山さんの歌と演奏を楽しみました。

会場に来ていた方やスタッフの方、誰と話をしても日本酒が好きなことがすごく伝わってきて、まさに日本酒好きの、日本酒好きによる、日本酒好きのための、イベントでした。

また、いろいろなお酒を知ったり日本酒が好きな人と繋がれたことで、こうしてお酒のコミュニティも広がっていくのだなと実感して嬉しくなりました。

お昼から夕方までずっと楽しめた日本酒の文化祭。来年も開催予定とのことでしたので、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!

(主催者:公界 ×SAKEプランナー 木村光さんと)

<開催概要>
日程:11/17(土)・18(日) 12:00~18:00(Lo17:15)
会場:みらい館大明(東京都豊島区池袋3丁目30−8)
主催:日本酒文化祭!実行委員会(事務局:公界)
東京都港区南青山2-12-15 南青山2丁目ビル5F
TEL:080-5463-1170


テキスト:伊藤美咲

撮影:伊藤美咲、卯月りん、佐藤夏実

伊藤美咲

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