日本酒にチーズは合う?おすすめのおつまみレシピをご紹介

みなさんはチーズとお酒を合わせるとき、日本酒を選ぶことがありますか?「チーズといえばワインを選ぶ!」という方が多いのではないでしょうか。

実は日本酒とチーズの相性は抜群なんです。今回は、どうして日本酒とチーズの相性がいいのかを解説していきます。おすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

日本酒とチーズの相性が良い理由

チーズ

チーズと合うお酒というとワインを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は日本酒とも相性抜群なことをご存じですか?

日本酒はお米、チーズはミルクを発酵してつくられた発酵食品。食べ物の旨味はアミノ酸の種類と量に由来していて、アミノ酸は食べ物を発酵することで増えます。そのため、アミノ酸豊富な日本酒とチーズを組み合わせると、相乗効果により旨味が倍増するのです。

たくさんの種類がある日本酒とチーズ、それぞれの味わいや特徴を知ることで、組み合わせることが楽しくなると思いますよ!

日本酒の基礎知識・種類

日本酒

日本酒は、米に麹と水を加えて発酵させた清酒です。さらに、清酒は特定名称酒とそれ以外のものに分けられます。

特定名称酒は、精米歩合や原料などの要件を満たす日本酒のことです。

そして特定名称酒以外の日本酒は、一般的に「普通酒」と呼ばれています。普通酒は、原料や精米歩合に決まりがなく、比較的リーズナブルな価格帯のため日常酒として楽しむ方が多いお酒です。

精米歩合と原料で日本酒の種類が変わる

日本酒

まず精米歩合とは、玄米を外側から削り、残った割合を示したものです。より多く磨いているほど精米歩合の数値が小さくなります。ちなみに、米の中心部ほど雑味が少なくなるといわれています。

特定名称酒の種類は、精米歩合70%以下を本醸造酒、60%以下を吟醸酒、50%以下を大吟醸酒と規定されています。

精米歩合50%以下の半分以上磨かれた米で造られる大吟醸酒は、より多くの玄米を時間と手間をかけて磨いて造られているということです。

▼日本酒の精米歩合とは?
精米歩合の数字や精米する理由、特定名称について解説

次に原料の違いから分類します。

米・米麹・水のみで造られるものは名称に純米が付き「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」の4つに分かれます。

米・米麹・水、さらに醸造アルコールが含まれている日本酒は、名称に純米とつかず、「本醸造酒」「特別本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」の4つがあります。

「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」は、精米歩合や原料などの要件を満たす特定名称酒で、国税庁が定めている「清酒の製法品質表示基準」の要件を満たしたお酒です。

さらに原料と製造方法の違いから8種類に分けられます。

火入れの違いで種類が変わる

また、日本酒造りにおける火入れのタイミングでも、名称が分かれています。火入れとは加熱処理のことで、殺菌効果や酒質を安定させるために行われています。

通常の日本酒は、貯蔵前に一度、出荷前に一度、それぞれ火入れをします。一度も火入れをしないで出荷される日本酒は「生酒」と呼ばれています。

また、生のまま貯蔵し、出荷前に一度火入れをする日本酒は「生貯蔵酒」。

そして、貯蔵前に一度だけ火入れをする日本酒が「生詰」です。

▼日本酒の「生」がつく名称について
生貯蔵酒と生酒の違いって?おすすめの飲み方やおつまみもご紹介

香りや味わいで変わる

日本酒

さらに日本酒は、香りの高さや味わいの濃淡によって4種類に分けられます。

「薫酒(くんしゅ)」は、香り高く軽やかな味わいが特徴です。

「爽酒(そうしゅ)」「醇酒(じゅんしゅ)」は味が濃厚で、甘味、酸味、苦味、コクが口の中に広がるのが特徴で、香りはおだやかです。

「熟酒(じゅくしゅ)」は長期熟成酒や古酒などの日本酒です。粘性の高いとろりとした飲み口と、ナッツ類やドライフルーツなどに例えられるような濃縮された深い香りが特徴です。

種類特定名称精米歩合原料
純米酒純米酒米、米麹、水
特別純米酒60%以下米、米麹、水
本醸造酒本醸造酒70%以下米、米麹、水、醸造アルコール
特別本醸造酒60%以下米、米麹、水、醸造アルコール
吟醸酒吟醸酒60%以下米、米麹、水、醸造アルコール
大吟醸酒50%以下米、米麹、水、醸造アルコール
純米吟醸酒60%以下米、米麹、水
純米大吟醸酒50%以下米、米麹、水

チーズの基礎知識・種類

チーズの種類

 チーズは、乳酸菌や酵素の働きで乳のたんぱく質(カゼイン)を固めたものです。

牛や羊や山羊などからとる原料乳の種類や発酵方法の違いから、チーズの種類が変わります。

チーズの消費量世界一位はフランス。家庭では夕食の最後、デザートの前に「チーズプラトー」というチーズの盛り合わせを食べているそうです。

チーズは大きく分けてプロセスチーズとナチュラルチーズの2つに分かれます。

ナチュラルチーズは、乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて乳成分を固め、乳酸菌や微生物で発酵・熟成させたものです。

プロセスチーズはそのナチュラルチーズを砕いて、加熱して溶かし固めなおしたものです。加熱により熟成に関与する微生物や酵素の働きを止めるため、ナチュラルチーズにくらべて保存性に優れています。

プロセスチーズはスイスで発明され、アメリカを経て戦後に日本に持ち込まれて、今では給食でも出されるようになりました。日本人に馴染み深いチーズともいえますね。

フレッシュタイプ

ミルクを乳酸菌や酵素で固め、ホエイを分離させて熟成させずにすぐに食べることができるチーズです。水分が多くてクセがなく、やわらかいのが特徴です。

クリームチーズ、モッツァレラチーズ、マスカルポーネなど。

ハードタイプ

水分をしっかり抜いて硬い表皮をつくり、じっくり熟成させるチーズです。長いものでは1年以上も熟成されます。うま味成分がつくられ濃厚な風味が特徴で、そのままカットして食べたり、溶かしたりおろしたりして料理にも使われます。

パルミジャーノ・レッジャーノ、カチョカヴァッロ、ラクレットなど。

カビ系タイプ

カビ系は白カビタイプと青カビタイプの2種類あります。

白カビタイプは表面に白カビを繁殖させることで、その白カビがつくる酵素によりたんぱく質が分解され、外側から中心部に向かって熟成していくチーズです。

熟成が進むと、中はとろりとやわらかくなり、風味も濃厚になります。
カマンベールなど。

青カビタイプはブルーチーズとも呼ばれ、チーズの内部に青カビを繁殖させて熟成させていくチーズです。塩分がやや強めで、ピリッとした刺激的な風味が特徴です。ゴルゴンゾーラなど。

日本酒とチーズの組み合わせ方

日本酒とチーズの組み合わせを考えるとき、日本酒の温度や香りに合うチーズを選ぶことがポイントです。

日本酒の温度に合わせる

日本酒は「冷酒」「常温」「燗酒」と温度を変えることで、味わいが変化するお酒です。それぞれの味わいにぴったりなチーズの組み合わせをご紹介していきます。

まずキリっと冷えた冷酒には、クリーミーなフレッシュタイプがピッタリです。常温の日本酒は、そのお酒の本来の味がわかるといわれています。こちらにはコクと甘味を感じられるハードタイプがおすすめ。

日本酒は温めると味がまろやかになり、甘みや香りが増します。ほっこりと温かい熱燗にはフレッシュタイプを合わせると、口の中でとろっととろける感覚を楽しめます。

また、青カビタイプや白カビタイプと合わせると、チーズの甘みをよく感じられるので、こちらもおすすめです。

日本酒の香りに合わせる

日本酒は上記のとおり、香りや味わいで「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」の4種類に分けられます。

香り高い薫酒には、同じく独特な香りの青カビタイプのチーズがよく合います。

爽酒には、同じくさわやかでスッキリとした味わいのフレッシュタイプがおすすめです。

醇酒には、コクのあるハードタイプがぴったりです。

熟酒には、同じく熟成された白カビタイプのチーズを選ぶと、お互いのクセが調和されて味わいをより楽しめますよ。

日本酒に合うチーズ料理の紹介

チーズに合う日本酒

『千古乃岩 純米吟醸』はやわらかな口当たりで、日本酒が苦手な方でも飲みやすいお酒です。穏やかな香りが特徴で、料理のおいしさを引き立てます。

日本酒独特のクセを抑えたお酒造りをしているため、さらっと、すっきりした味わいになっています。

ミニサイズ飲み比べセット2,980円(税込)

ズッキーニとカマンベールのハーブグリルのレシピ

■材料
・ズッキーニ 1本
・カマンベールチーズ 1個(100g)
・オリーブオイル 適量
・「やさしいハーブソルト」 ふたつまみ
・ペッパーミックス 適量

■作り方
①ズッキーニは薄切りにします。

ズッキーニ

②カマンベールチーズは16等分にします。

チーズ

③アルミホイルを敷いた天板に①②を並べ乗せ、オリーブオイル、「やさしいハーブソルト」を回しかけます。

チーズ

④トースター(もしくは電子レンジのグリル機能)で5分ほど、焼き色がつくまで加熱します。

⑤器に盛り付け、お好みでペッパーミックスを散らして完成です。

チーズ料理

材料も少なく手軽につくれる一品です。『千古乃岩 純米吟醸』のやさしい味わいとカマンベールのまろやかさが相性抜群。アクセントのペッパーミックスが効いて、お酒もすすみますよ。

おつまみレシピで使用したおすすめの調味料

優しいハーブソルト

西森ファームさんの自家農園のハーブ100%で作った『やさしいハーブソルト

大人はもちろん、子どももおいしく食べられる、やさしい味わいのハーブソルトです。
化学調味料や保存料を使用せず、厳選したハーブと国産の焼塩をブレンドしています。
香草の豊かな風味が広がって、食欲をそそりますよ。

おつまみレシピで使用したカラトリー

日本酒に合うチーズ料理

岐阜の多治見で活動する、宮木英至さんの銅鑼鉢(どらばち)。

ナイルブルーの鮮やかな色が夏らしく、食卓のワンポイントになります。
18cmのお皿は、サラダなどの取り皿やケーキ皿としてもぴったりのサイズです。

チーズは日本酒とこそペアリングするべき

今回は、日本酒とチーズそれぞれの種類と相性の良い組み合わせ、そしておつまみのご紹介をしました。日本酒もチーズも種類が豊富なので、迷ってしまうかもしれませんが、ぜひお好みの組み合わせを探してみてくださいね。

『千古乃岩 純米吟醸』とズッキーニとカマンベールのおつまみは、やさしい味わいでちょっとお疲れ気味の日にもおすすめ。週末の夜にいかがですか。

今回ご紹介した日本酒について

はじめての方でも飲みやすい、超軟水を使用したやわらかい味わいの日本酒です。お米と米麹で造られた、純米大吟醸、純米吟醸、辛口純米の3種類の飲み比べセットをお楽しみ下さい。

原料となるお米にもこだわり、生産量が希少な「棚田米」を原料としています。この日本酒を飲むことで、日本の原風景を守る活動にも貢献することができますよ。

ミニサイズ飲み比べセット2,980円(税込)

本記事は日本初、日本酒専門の体験促進型WEBサービス『SYULIP』に、酒小町が寄稿した記事を転載しています。

企画協力

SYULIP

SYULIPは「体験」≒「実際に日本酒を飲む」キッカケを提供するコンテンツを中心に配信しています。百聞は一見に如かず。さらに百回見るより一度の体験や経験にまさる感動は無いと考えています。様々な情報が溢れる現代、SYULIPは体験を通じユーザーに驚きや感動を与えるコンテンツを発信し続けます。
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酒小町制作メンバー

執筆:飯塚えりか(TwitterInstagram
フードコーディネーター&撮影:脇坂麻友美(Twitter / Instagram
編集:うりっぽ(TwitterInstagram
企画:卯月りん(TwitterInstagram

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