【ぽち酒×一宮酒造オンラインイベント】一合パウチの日本酒片手に、杜氏と夜の酒蔵見学!
2024年11月13日に、一合パウチの日本酒『ぽち酒』代表の中崎さんと島根県『一宮酒造』杜氏の理可さんをゲストにお招きし、オンラインイベントを開催!
参加者全員で同じ日本酒を飲みながら、中崎さん進行のもと、夜の一宮酒造の酒蔵を見学したり、杜氏さんの日本酒造りに込める想いを聞いたりする時間は本当にあっという間でした。
「素敵な酒造さんの美味しいお酒がもっと広まってほしい」
『ぽち酒』や『一宮酒造』についてもっと知りたいな。実際に味わってみたいな。
このイベントレポートが、少しでも多くの人にそう思っていただける“きっかけ”となりますように。
日本酒の新しいスタイル『ぽち酒』とは
『ぽち酒』とは、サイズを一合(180ml)にし、軽いパックにした日本酒のことです。今回イベントを進行していただいた中崎瞬さんが代表を務める『株式会社ミチ』のオンラインショップで販売されています。
四合瓶だと「自分の好みに合わなかったらどうしよう」「冷蔵庫に入れるスペースがないから今はいいか」と、買うのをためらってしまう方が多いのではないでしょうか。
“お酒もちょっとずつたくさん味わえたら嬉しいかも。”
そんな想いからカタチになった日本酒です。
現在では約50蔵と契約しているという『ぽち酒』。豊富な種類の日本酒から一合ぶんを少しずつ楽しむことができます。
石見銀山の土台を活かして進化し続ける一宮酒造
島根県大田市という、石見銀山の玄関口に位置する『一宮酒造』。杜氏の浅野理可さんと副杜氏の浅野怜稀さんの夫婦二人三脚で、日本酒造りと向き合っていらっしゃいます。
三瓶山の麓から湧き出る伏流水。大田市産の改良八反流(かいりょうはったんながれ)。
それらのこだわった水と米を使って丁寧に手間ひまかけて造られる日本酒『石見銀山 大吟醸』は、令和3年・4年の全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞しました。
そして石見銀山の銘柄だけではなく、その土台を活かしながらも杜氏の理可さんの名前を冠した『理可の実験』という日本酒を造るなど、新しい挑戦も続けている酒蔵さんです。
ぽち酒×一宮酒造のお酒で乾杯して、オンラインで酒蔵見学をしました
イベントが始まる前、各参加者の手元に届いたのは『ぽち酒』のオンラインショップで販売されている『壱呑屋 TANE ~火入れ~』という日本酒です。
飲む前から、この日本酒に込められた「人それぞれが心に抱く嬉しさや悲しみなどの想いの“種”を、この一杯を囲んで分かち合ってほしい。その想いが芽吹き、やがて大きな花を咲かせますように。」というコンセプトに、ときめきが止まりませんでした。
そして『ぽち酒』での乾杯を皮切りに、なんと蔵の中から参加している理可さんが、酒蔵の様子を紹介してくれました。オンラインで夜の酒蔵見学をするという、貴重で忘れられない経験に。
仕込みタンクの中や、お米を蒸す甑(こしき)、さらには「酒の神が宿る神聖な場所」と考えられている麹室まで見せていただきました。
入るだけで米麹のいい香りがするという麹室。「いい香り~」と言う理可さんの幸せそうな声を聞きながら米麹を見て、画面越しにでも香りを感じられる気がしました。
全国新酒鑑評会の裏話と、日本酒造りに込める想い
最初、鑑評会へ出ることに対してあまり積極的ではなかった理可さん。
しかし、副杜氏である旦那さんからの「みんなに知ってもらうために出るべき!」の声をきっかけに、挑戦することにしました。
すると次の年、令和3年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞!瞬く間に石見銀山の名が知れ渡ることになります。そこから、毎年鑑評会に挑戦し続けることとなりました。
石見銀山で有名な一宮酒造ですが、他社のお酒からヒントを得て新しい日本酒を造ることもあるとのこと。夫婦で他社の日本酒を飲んで美味しかった際に「この酵母使ってみようよ」といろいろ試すことのできる今の酒蔵の規模感が、自身のスキルアップにも繋がっているとおっしゃっていました。
お酒を飲む空間が好き。
ひとつでも好きなものを見つけて楽しんで飲んでもらえたら。
そう願いながら、丁寧に心を込めて造られている日本酒であることが、今回のイベントの中でも本当によく伝わってきました。
『ぽち酒』の中崎さんと『一宮酒造』の理可さん。
同じ方向を向いているお二方の強い想い。そしてその後ろにも、支える方々のたくさんの想いがあるのです。
だからこそ、こんなにも素敵な酒造さんたちの美味しいお酒がもっともっと広まってほしい!最後は『ぽち酒』のコンセプトから拝借させていただいて締めますね。
“私たちの好きなお酒が、みなさんの好きを大きくしてくれますように。”
過去に酒蔵さんと一緒に開催したオンラインイベントはこちら!
酒小町では、過去にも酒蔵さんと一緒にイベントを開催しております。
過去のイベントの様子も、ぜひご覧ください。
日本酒コミュニティ『酒小町』
20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。
「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり……誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。
『酒小町』は、毎月1日〜10日の期間にメンバー募集をしています。募集開始時にはLINEアカウントでお知らせをしているので、ぜひ登録して続報をお待ちください!
今回紹介した商品や酒蔵店舗
ぽち酒
住所:東京都新宿区新宿2-5-15
HP:https://jp.pochisake.com/
Instagram:@pochisake
X (Twitter):@pochisake
一宮酒造有限会社
住所:島根県大田市大田町大田ハ271-2
電話番号:0854-82-0057
定休日:日・祝(土曜不定休)
HP:https://www.ichinomiya-s.jp/
Instagram:@ichinomiya__iwamiginzan
X (Twitter):@ichinomiyasyuzo
酒小町制作メンバー
執筆:西本茉里奈 (にしまり)(X / Instagram / note)
イベント企画:渡邉真菜(X / Instagram)
編集:福島 未貴(X / note)