日本酒生まれの第三の和酒『浄酎』とは

選び抜かれた日本酒を『低温浄溜(ていおんじょうりゅう)』する、新しい発想と巧みな技術から生まれたお酒が『浄酎』です。

日本酒でも焼酎でもない第三の和酒として、いま注目を浴びています。
先月おこなわれた酒小町の一周年イベントでも、参加者のみなさんに大好評でした!

この記事では浄酎についての説明と、味わいの感想をお伝えします。

日本酒に新たな価値を生み出し、可能性を広げる

3年以上の月日をかけて浄酎を完成させたのは、広島県・三角島に本社を構え、神石高原町に酒蔵を持つナオライ株式会社です。
多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぐため、さまざまな事業を展開しています。

悠久の歴史を持つ素晴らしい日本酒文化ですが、国内の日本酒の消費量は減り続けていて、この40年で全国の酒蔵数は約1/3に減少しているのが現状です。

そのため日本酒が売れずに残ってしまうこともありますが、日本酒は繊細な品質管理が必要なうえ、時間経過によって品質が劣化しやすい特徴があります。長期保存を目的とした日本酒はあまり多くつくられていません。

国内消費だけに頼るのではなく、海外での販路拡大を考えると、長期保存が可能で品質管理も難しくないお酒がベストです。そこでナオライは「日本酒を原料に、時間が経つほど価値が高まるお酒をつくれないか」と思いつきます。

日本酒に新たな価値を生み出すため「なぜ日本酒が時間経過で劣化するか」の仮説と検証を繰り返しました。
そして「劣化しているのは日本酒に含まれる水分で、アルコール成分は劣化していないのでは」という仮説から『低温浄溜』という手法にたどり着きます。

香りと味わいを高める「低温浄溜」とは

蒸留とは混合物を一度蒸発させ、再び凝縮させる方法です。
水の沸点が100℃なのに対してアルコールの沸点は78℃なので、お酒を加熱すると沸点の低いアルコールが先に気化します。

気化したアルコールだけを分離して冷やし、純度の高いアルコールを抽出するのが蒸留の仕組みです。
しかし、この方法では日本酒の繊細な香りや旨みが損なわれてしまいます。

ナオライの『低温浄溜』は、日本酒の風味が損なわれないように低温でアルコールを抽出する技術です。 低温浄溜された日本酒由来のアルコールは、香りや旨味が損なわれるどころか凝縮され、より華やかで甘美な味わいになります。

ナオライが提携する酒蔵から日本酒を厳選して低温浄溜し、熟成させたお酒が『浄酎』です。
正式名称は『浄酎 -Purified Spirit 白紙垂 』になります。

浄酎 -Purified Spirit 白紙垂 

日本酒からピュアなアルコール分だけを丁寧に抽出するため、アルコール度数は高め。
日本酒の平均的なアルコール度数が15%なのに対し、浄酎は41%です。

「オーク樽熟成」が味わいに奥行きを持たせる

浄酎をアメリカンホワイトオーク樽で1年以上熟成させたものが『浄酎 -Purified Spirit 金紙垂』です。
アメリカンホワイトオーク樽はウイスキーだけでなく、シェリーやワインなどの熟成樽としても幅広く使われています。

浄酎 -Purified Spirit 金紙垂

『浄酎 -Purified Spirit 金紙垂』に使用する浄酎は、TANABE FARMのオーガニック米を使い、ナオライが提携する広島県内の酒蔵で仕込んだ純米酒が原料になっています。

一年かけてじっくりと熟成され、オーク樽の香りをまとった浄酎は、まるで宝石のように美しい黄金色です。

アルコール度数が高いため、木樽で長期間熟成しても品質は劣化しません。
それどころか時間とともに奥深さが増し、まろやかで成熟した味わいに進化します。

【新発売】浄酎の3種飲み比べセットのご紹介

浄酎・琥珀浄酎 180ml × 3本セット【3種飲み比べ】

10月1日に発売が開始された「浄酎・琥珀浄酎 180ml × 3本セット【3種飲み比べ】」で、3種類の浄酎を試飲させていただきました。

・浄酎 -PurifiedSpirit 白紙垂
・浄酎 -Purified Spirit  金紙垂
・琥珀浄酎 -Sake Zest Spirit 黒紙垂 アメリカンホワイトオーク樽熟成

の3種類が180mlずつ楽しめるお得なセットです。
この記事では『浄酎 -Purified Spirit 白紙垂』と『浄酎 -Purified Spirit 金紙垂』の味わいをお伝えします。

浄酎 -PurifiedSpirit 白紙垂

無色透明で、見た目は日本酒やジンのようです。香りは甘くて華やか。日本酒というより芋焼酎に近い香りだと感じました。

飲んでみると舌にまろやかな甘さが乗り、そのあとに日本酒の旨みとキレ、ウイスキーのような深みが一気に押し寄せてきます。

これは確かに、今まで味わったことがないお酒です。「第三の和酒」という言葉の意味を、しっかり体感できました。

美味しさの要素が複雑に絡み合っているのに、すっきり飲めるクセのなさも魅力です。

浄酎 -Purified Spirit  金紙垂

とにかく香りが濃いです!そして色が美しい。

わかりにくい画像でごめんなさい…

熟成された甘い香りと、オーク樽から移ったウッディな香りが混ざり合って、豊かで贅沢な気分にさせてくれます。
バーボンの香りに近い印象を受けました。

香りと味のギャップが少なく、上質なバニラアイスのようなコクと濃厚な甘さの余韻が続きます。

『浄酎 -Purified Spirit 白紙垂』にあった日本酒のキレは感じませんが、後味にほんのりと日本酒の旨みを感じました。

「ウイスキーは好きなんだけど、日本酒はちょっと…」という方にぜひ飲んでほしいお酒です。

次回の記事は琥珀焼酎をご紹介します!

次の記事では『琥珀浄酎 -Sake Zest Spirit 黒紙垂 アメリカンホワイトオーク樽熟成』をご紹介します!

高級感のある佇まいが美しい…。
記事を書くときに新鮮な感動を伝えたくて、飲みたい気持ちをグッとこらえています。
近日中に次の記事をUPしますので、お楽しみに!

3種類の浄酎を飲み比べられるお得なセットはこちら→浄酎・琥珀浄酎 180ml × 3本セット【3種飲み比べ】

【ナオライ株式会社】

「時をためて、人と社会を醸す」をビジョンに掲げ、さまざまな事業を展開。
多様で豊かな日本酒文化を、未来に繋げる活動をおこなっている。

本社:広島県呉市豊町久比3960番三角島
神石高原浄溜所:広島県神石郡神石高原町小畠1729-3
電話番号:03-6801-5638(代表電話)
FAX:0823-67-2000

公式サイト浄酎ブランドサイトInstagramTwitter

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